子犬選びの6つのポイント.2

5.毛質で考える選び方。

  大きく2種(長毛、短毛)5パターンに別ける事が出来ます。

  長毛種
  ・手入れも殆ど不要なコートの犬種もいる。。
  ・家庭でのブラッシング等が必要。(ダブルコート等)
  ・トリーミングが必要。(費用が別に掛かる)

  短毛種
  ・手入れも殆ど不要。
  ・家庭でのブラッシング等が必要。(抜け毛が激しい等)

  トリーミング代の有無で犬種の決定は無いでしょうが、月々結構な金額になります。
  家庭でのブラッシングなんてと仰る方もおりましょうが、毎日となると面倒なものです。
  放置しておくとリビング一面に抜け毛が散乱したり、愛犬が毛玉だらけになったり、大変な
  こととなってしまいます。
  意外と手間も費用も掛かるものですから、一考されても良いと思います。


6.性格で考える選び方。

  このようなコメントを出すたびに各犬種の愛好家からは非難のメールを頂くこととなります。
  それでも攻撃的な血統を秘めた犬種は飼育してはいけません。
  これは昔、ギャンブルとして闘犬が流行り、金儲けの手段として勝つことだけを考え、ブリ
  ーディングされた犬種です。
  優しさや愛情は不要です。
  「土佐犬」「アメリカン・ピットブルテリア」「スタッフォードシャー・ブルテリア」「ア
  メリカン・スタッフォードシャー・テリア」「秋田犬」などの闘犬もしくは闘犬の血統を受
  け継いだもの。
  生き物と戦い、倒し、勝利することに喜びを生むように作られた犬たちです。
  「今の性格を知らないのか!」「改良されて忠実になった!」「攻撃性は薄らいでいる!
  」「事件を起こしたのは人間の飼育方法が悪かった!」「しっかりした訓練がなされれば問
  題は起こらない!」と言う方もおります。
  しかしNGです。
  この子たちは、戦いを目的に血統を作り上げた犬。
  攻撃性を薄められても、無くすことはできません。
  我慢してもパニックや僅かな刺激で本能が剥き出しとなり、ありとあらゆるものに攻撃を加
  えます。
  実際に日本国内だけでも年間に数件。
  海外を合わせると多くの殺傷事件が起こっております。
  実際に欧米では飼育を禁止する国や州が増えております。
  国内では飼い主は過失致死あるいは重過失致死となり、該当犬は殺処分を受けます。
  事件の被害者に気持ちを考えたことはありますか?
  大好きな犬に襲われ、本人や家族や友人が殺されたり後々にも残るような大きな傷を
  負うのです。
  心に受ける傷の大きさも計り知れないでしょう。
  しかも犬たちはどこにでもおり、小さい犬でも見る度に恐怖の体験がトラウマとなり更に傷
  つけられます。
  なぜ、今更闘犬を飼育する必要があるのですか?
  番犬になるとか、この子は性格が良いなんて通じるものでは在りません。
  レトリバー、コリー、ハスキー、スピッツなど大流行によって、大量にブリーディングされ
  、多くの犬が街中を闊歩しましたが人を殺す事故が何件起きたか記憶に在りますか?
  危険な血統は実存するのです。
  小型犬ですら、慣れぬ場所や人への恐怖におののき攻撃に転じた時の強さと威嚇時の
  恐ろしさを知っていますか?
  人命救助犬としても有名なセントバーナードすら本気で逃げ出そうとする時の力は非常に強
  く、大人であろうと引きずられてしまいます。
  大型犬ともなると成人男性ですら無傷で押さえ込むことも出来ず、噛まれた際の傷などは思
  う以上に深く大きいことを知っていますか?
  警察犬の訓練の際、犯人確保の瞬間を見たことはありますか?
  一挙に数メーターを飛び、威嚇音と共に、鋭い歯を剥き出し、犯人に襲い掛かります。
  訓練と承知しながらも正直恐ろしい…
  本能で急所である喉を狙い、噛み付き、引きずり倒し、息の根を止めようと攻撃を続けます。
  興奮冷めるまで息絶えた相手でも攻撃し続けるのです。
  その恐ろしい牙が、あなたの大切な子供や年老いた親を引き裂いた姿を想像して下さ
  い。
  襲われた人たちは決して消え去ることの無い恐怖をトラウマとなり死ぬまで纏い、小さな愛
  玩犬すら恐れ、呪う様になってしまいます。
  僅かであろうとそんな危険がある生き物を飼育する必要があるのですか?

  種の多様性は肯定する考え方を持っております。
  動物愛護に関して考えも持っております。
  犬と言う生き物は大好きです。
  それでもこれらの犬種に関しては消え去るべき血統と考えます。

  又、多頭飼育を考える場合、私個人としてテリア系は避けた方が良いと思います。
  猟犬と言いましてもハウンド系とは違い攻撃性が強いものを持っているように感じます。
  ブルテリア、ジャックラッセルテリア、フォックステリア…
  飼い主には従順なのですが、小動物や犬同士を相手となると気性のきついワンコもいる事を
  覚えていて下さい。

  私たち自身は、一般の方(ペット事業者や訓練士、繁殖者等除いた)が大型犬や超
  大型犬を飼育しようとすることに賛成は致しません。
  やはり、いくら幼少の頃から専属の訓練士により調教を受けた犬であろうとも、パニックに
  陥った時に押さえ込むことなど出来ませんし、病に倒れたときの介助や通院など簡単には出
  来るものではありません。
  飼育者が犬の寿命を考えた15年後まで押さえ込む事が出来、抱っこする事が出来る
  サイズまでが彼方が飼育できる最大の大きさであり、それ以上大きい犬は飼育すべきではない
  と考えております。       
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