子犬選びの6つのポイント.1
7つの選択ポイント
1.犬種の選び方。(生涯に渡り飼育出来るのか)
・家族の誰か1人でも飼育を反対している方がいないか。
・十数年間家族の一員として一緒に生活できる環境か。
・ペット飼育不可のマンション・アパートへの引越しはありえるか。
・家族に動物アレルギー等の疾病を持った方がいるか。
・月1万円〜数万円を飼育費として費やす事が出来るか。
・屋外、室内のどちらで飼育するか。
・フケやダニ、抜け毛等に対処でき室内飼育が可能か。
・家族の一致した考えであるか。
*上記を検討されましたらご家族一致で気に入られた犬種をお選び下さい。
「おとなしい」「賢い」「静か」「優しい」等は犬種による差も若干はありますが、個体差
も大きいように思います。
2.犬質で考える選び方
子犬の質が高いとか、ショータイプとか、チャンピオンの血統、展覧会向きなどと言うブリ
ーダーやショップがおります。
どこまでの質を望まれますか?
質が高い=高価と言う事をお忘れにならないように。
将来はドッグショー(展覧会)を目指し、天下に名を轟かせ、ブリーディングに使用します
か。
一定のライン(あまりにも規格外)でなければ、私はパトナーとしては十分問題ないワンコ
であると思っています。
チャンピオンとは、ある程度の質さえあれば費用と時間を掛けることで完成できます。
NO.1だからチャンピオンではなく、飼い主の趣味や考え方によりチャンピオンに仕上げた
(作り上げた)とお考え下さい。
又、ショードッグは不特定多数の人と犬の中で堂々とした態度が望まれます。
それも素晴らしいことなのでしょうが、家庭犬としては気性が張り過ぎ(強い)ている感じ
も覚えます。
しっかりした骨格が求められますが、家庭の愛玩犬としては骨太系の少し大きめな感じもし
てしまいます。
生き物にコスト・パフォーマンスと言う言葉は嫌いですが、私は高いレベルと優れた血統を
誇り高価な犬よりも、遺伝的な疾患も無い健康で少し小振りな、おバカなほど人にも他の犬
猫にもフレンドリーなワンコが家族のパートナーとして優れていると思っております。
3.価格で考える選び方。
ペットショップ(実店舗)→ペットショップ(ネットショップ)→ブリーダー→オークショ
ンの順で価格が下がります。
それは前述した様な、テナント費、人件費、管理等のコストが掛かる為です。
同じ犬が販売ルートさえ違えば価格は全く違ってしまうと言うこと。
サービスも価格の内だと考えるか否かによって、自ずと購入先は決まるでしょう。
その他要因としては、犬質や販売者の考え方に他ならないと思います。
ただ、他店に比べ4割以上も安価な犬を売っている店は理由があるはずなので注意が
必要です。
・大人になってしまったから価格が下がる。(成長期をショップで過ごした子は良いと思え
ません)
・仕入価格が安い。(一般のブリーダーなら最低限の経費は掛かっています。それよりも安
く卸売りが出来るのはパピーミルなど経費を無理に削った繁殖屋の可能性か、定
価で販売できない疾患や欠陥に犯されている可能性があります)
・ラッキーだった。(そんなチャンスが偶然巡ってくるなんて信じられますか…)
・隠れた病気、異常な性格(無駄吠え、攻撃性等)、疑うべきです。
4.サイズで考える選び方。
・ワンコが病に臥せった時、抱っこして動物病院まで運べますか?
・年取ったワンコの介護の際、起こしたり、持ち上げたり出来ますか?
・エレベーターが無いお宅へ抱っこして運べますか?
・予防接種など嫌がるワンコを引っ張って病院に連れて行けますか?
それも、あなたの15年後(ワンコの寿命を考え)に。
十数年間はパートナーとしてワンコを守る義務があります。
そして同時にあなたも年を召し、力も衰えるでしょう。
更に、大型犬になるほど食費、病院代、生活費等一切が上がってしまいます。
十分に考えられて、守りきれるサイズの犬種を選ぶべきと考えます。