イタリアングレーハウンド イタリアングレーハウンド(イタグレ)ブリーダー パピーズママ・ブリーダー
イタリアングレーハウンド
  歴史・スタンダード
イタリアン・グレーハウンド - ITALIAN GREYHOUND
イタリア名は、ピッコロ・レヴリエロ・イタリアーノ(伊: Piccolo levriero italiano)

JKC10G 視覚ハウンド(優れた視力と走力で獲物を追跡・捕獲する犬)
※JKCでは視覚ハウンドのグループとして扱われていますが、実際は狩猟等に飼養されることは 無く、愛玩犬(コンパニオンアニマル)として飼育されています。

用途 愛玩犬
※JKCのホームページ等でレーシングドッグとしての記載がありますが、現在ドッグレーシング を行っているマカオなどでは「グレイハウンド」を使い「イタリアングレーハウンド」をレース には使っていません。


歴史

「ルネッサンス(イタリア)の誇り」とまで言われる犬種です!
美しさと繊細さ、優雅さ、気品の高さは、いずれの犬種よりも遥かに高いと自信があります。
16世紀のイタリアを中心とする南ヨーロッパ、トルコで絶大な人気を集めており、当時の著名な王侯貴族の肖像画には頻繁にその姿が描かれています。
その容姿や身のこなしはとても優雅で、ビクトリア女王のみならず、ローマ帝国の支配者や古代エジプトのファラオ、ロシア帝国のエカテリーナ女帝など、世界各国の王族たちを魅了しました。

イタリアングレーハウンドは、古代エジプトでファラオの宮廷に既に存在していた小型のグレーハウンドの末裔で、起源はローマ時代ごろと推定され、貴婦人の愛玩犬として貴重な花瓶や器に描かれるほど高い人気があったようです。

ラコニア(ギリシア)を経由し、紀元前5世紀初期にイタリアに渡ってきたと言われています。
最も発展したのはルネッサンス時代の貴族の宮廷で、イタリアン・グレーハウンドの絵が偉大なイタリアの巨匠や外国の巨匠の絵画に描かれておりました。

イギリスにはチューダー朝時代に渡り、チャールズ1世やアン王女、ビクトリア女王などにも愛され、その後貿易国を通じて世界各国に輸出され、近代になると貴族階級以外の人でも広く飼育が出来るようになりました。
犬について書かれた当時の書籍には、わずか2種類しかないトイ・グループのうちの1犬種であり、ヴィクトリア女王の時代には最高の人気を誇っていました。

日本での歴史は意外と古く、江戸時代に初めて輸入され、身分の高い氏族や皇族の令嬢などに愛されていたようです。

1880年代には過度な改良によりひ弱で軟弱な体質になってしまった時期もありましたが、1890年代に健康な犬種に戻すための再改良が行われ、ローマ時代の健全な姿を取り戻して人気が再加熱しました。

しかしながらその後頭数は少なくなり、第二次世界大戦後にはイギリスから消えてしまったのではないかといわれるほど減少してしまいました。
理由の1つとしては、サイズを小さくするためだけを目的とした交配が繰り返され、犬の健康への配慮を度外視していたことが考えられます。

幸いにも1800年代に優秀な血統のイタグレがアメリカに持ち込まれ、後に輸入された犬たちと交配し、ヨーロッパでの復活に一役買うこととなり、現在に至ります。


一般外貌

イタリアン・グレーハウンドはグレー・ハウンドを小型化して細身にした犬種で、優雅で気品ある身のこなしが特徴的です。
外見はスレンダーで、ボディはスクエアです。
小型ですが、ミニチュア・サイトハウンドとしての特徴である洗練さや気品を十分に兼ね備えています。
優美で、卓越した犬種の典型と考えます。

ダブルサスペンションギャロップ(前脚と後脚を揃えて動かし、背中を使って走る歩様)を使って最速のスピードで走ることができます。
美しい曲線的なラインの腰と、バランスのとれたアンギュレーション(結合している角度)をした後肢を持ち、前肢を高く上げてから踏み下ろす歩き方でのびのびと動きます。
短い被毛はつややかで、サテンのように輝いています。


習性/性格
陽気で、愛情豊かで、従順です。
外で走り回ったり飛び跳ねたりすることを好みますが、寒さを苦手とします。
毎日の運動としては、室内を歩かせたり、ゲームなどで遊ばせたりした方がよいでしょう。
フェンスなどで区切られた安全な場所で走り回らせても喜びます。
屋外での飼育はお勧めできません。

被毛の手入れとしては、時々ブラッシングをして抜け毛を取り除く程度で十分です。
歯を定期的に磨いてあげることもおすすめします。

毛色
ブラック、或いは、グレー及びイザベラ(ペール・イエローのようなベージュ)のいかなる色調に於ける単色。
原則としてホワイトは胸と足のみ許容されます。


サイズ
体高 牡牝共 32〜38cm
体重 牡牝共 最高5kg


ドッグショーに於ける失格もしくは欠陥
以下のような特徴を持つ犬はドッグショーで失格もしくは欠陥とみなされます。
1.鼻が完全に、或いは、半分色素欠乏しているもの。
2.鼻梁が窪んでいるものや、隆起したもの。
3.ブラック・アンド・タン、ブルー・アンド・タン、ブリンドルの毛色のもの。
4.オーバーショット、アンダーショット。
5.ウォール・アイで、目緑の色素が完全に抜けているもの。
6.尾が背にかかっているもの。自然であれ、人工的であれ、無尾のものや、短尾のもの。
7.デュークロー(狼爪)のあるもの。
8.牡牝共にサイズが32cm以下のものや、38cm以上のもの。
9.他犬種同様避妊・去勢手術を行うなどして繁殖が出来ない個体はドッグショーに出場する
  ことが認められない。
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